ひるなかの流星の切なさポイント
ひるなかの流星において世間での馬村の支持数が圧倒的に多い中、わたしは最後まで獅子尾派でございました。
なので最終話では本当に心臓潰れるんじゃないかっていうぐらいのショックでしばらく辛かった。ほんとに。漫画であれほど大きなダメージを受けたのは初めて。
たぶん私は主人公であるすずめよりもどちらかというと獅子尾に感情移入していたからなのかも。それは年齢的にも近いし獅子尾の「大人でいなければいけない自分」と「大人になりきれない自分」の間の葛藤っていうものが痛いほど分かったから。
すずめに嘘をついてまで離れたけれど
1人になったときに無意識にこぼれてしまった獅子尾の本当の気持ち。
すずめのモノローグと相まって本当に辛かった、、、
やまもり先生はこういうモノローグでの表現が本当にリアルで読み手に感情をブワッと伝えるのが本当に上手で素晴らしいと思う。
最終話で先生が初めて本当の気持ちを伝えた時なんてもう、、、!!!!
当時すずめが知りたかった問いの答え合わせをするかの様なシーン!!!
最後にやっと本当の想いを伝えた時の獅子尾の服装が別れを告げた時の服装っていうのもまたグッとくるポイントで。
あの時の1人で呟いた消化不良の気持ちがやっと解放されたんだなーって1人で勝手に獅子尾を想って泣いたwww
すずめにとっても獅子尾は生涯忘れられない人になったと思うし初恋が獅子尾で本当に良かったっていうのはすずめの本心だよね。
ああ本当にちゅんちゅんは獅子尾の事大好きだったんだなーって。すごく伝わってきた。
獅子尾派だったけどこの結末は納得の終わりだったと思います。
当て馬と呼ばれるキャラクターって結構無下に扱われたり雑になったりする中で、やまもり先生は獅子尾も馬村も本当に丁寧に大切に描いて下さったなーと。なんか上から目線になってしまって偉そうですが(苦笑)本当にそう思います。
こんなにも登場人物の心情が伝わってきてグッとなったりキュンとなったりギューーッとなる話は初めてでした。
きっとこれからも何度も読み返すし、その度に切なくなるんだろうなあと思います。
ああ、ついつい長くなってしまった、、。
ロンプラではどんな展開になるのか楽しみです。以前先生がインタビューで、
ひるなかは最後までどっちとくっつくかわからないような怒涛の展開になっていったので「椿町」ではちょっとジジくさいような、ほのぼのとした恋愛を描いてもいいかなあと思っていて。お互いに「この人しかいない」と思えるような。
と言われているのでロンプラは割と穏やかな気持ちでキュンキュンできるのかなと勝手に思ってます(笑)
いやーそれにしても次回が楽しみだ!!